無期迷途:ミステリーにおけるハウダニット(何故犯行を犯したのか、犯人の動機)が好きな方は間

ミステリーにおけるハウダニット(何故犯行を犯したのか、犯人の動機)が好きな方は間違いなくこのゲームに向いています。 なぜならプレイアブルのキャラクターは全員囚人であり、何故犯罪を犯したのか、何故収監されるに至ったのか、一対一で取り調べをすることができるからです。囚人の動機を浴びるように読めます。 これによりキャラクターのことを奥深くまで知ることが出来、最初は興味がなかったキャラを好きになることも多いです。 そして騙されたと思ってくれて構わないから二章までプレイしてほしいです。このゲームは何故こんなにも囚人が多いのかもわかってくるはずです。 私は二章のラストで心を掴まれてああこのゲームに出会えて良かったと心底感じました。 シナリオ、キャラクター、グラフィック、音楽、戦闘の楽しさ、このゲームには全てが存在します。 強いて難点を上げれば良いキャラが多すぎてみんな育成したいのにスタミナが足りない、という事態に陥りがちなところにはヤキモキしますが、イベントがスタミナ無しでプレイできたりと配慮は行き届いています。 また、男女主人公の差分が豊富です。テキスト差分はもちろんスチルにも差分がありますし、なんと主人公にまでボイスが付いているのでもちろんそれも担当CVが違います。 立ち絵2枚、スチル1枚は全キャラクターに必ず最初からあります。 メインストーリーは当然良いスチルが多いですし、イベントもスチルが多いどころかセンスの良いエンドロールを何秒か流すために何枚もの絵が描き下ろされているほどです。 まだ三ヶ月を迎えたばかりのゲームなのでテキスト面では最初は好きなキャラクターの供給不足に不満を感じることがあるかもしれませんが、よく作り込まれた設定や取り調べというシステムを見るに今後供給がないキャラはいないでしょう。 供給の差はもちろん産まれてしまうでしょうが、誰が推しになっても間違いなく期待していていいゲームです。 ガチャもさほど厳しくはなく、仮天井ではありますが80連あれば確実に最高レアが手に入るとだいぶ緩い印象です。