アイドルマスター SideM GROWING STARS:サイスタで人生初めて音ゲーを触った人間の感想です。他にやっているソシャゲはほとん

サイスタで人生初めて音ゲーを触った人間の感想です。他にやっているソシャゲはほとんどないのでゲーム性のことなどはよくわかりません。そのレベルの人間の感想と思って見てください。

●ゲームの仕様

・オートでライブを回すことが出来るので、イベントを走るのが楽です。ゲームに貼り付けない社会人にはとてもいいんじゃないかな。(めちゃくちゃやり込みたい人や時間がある学生さんには物足りないかも?)

時間がない時は片手間にオートを回してライフ消費、時間がある時だけ叩いてハイスコアを狙うくらいで楽しめます。

・他ユーザーと競う点がプロフィールに設定する『称号』(要は名札)を手に入れるためのハイスコアランキングだけなので、非常に気楽。

 ストーリーを読むのにライブをする必要が無いのも、とにかくマイペースにやりたい人間にはとてもありがたいです。それでかなり高頻度に無償で石を手に入れられるので、仕様がもはや介護ゲーだなと感じます。

●ガシャ

 SSR自体は結構ガバガバ出ます。ただ狙ってないアイドルの限定SSRが無料単発(キャンペーンがあった)で出たりする反面、狙いのアイドルの限定SSRは100連しても出なかったりします。でもこればっかりは確率なのでご自分でお考えください。

自分は狙いのアイドルでも通常ガシャは無償石が尽きたら撤退しています。有償石でしか回せない特殊なガシャが時々実装されるので、その時だけ課金してます。

●キャラクター

 従来の女性向け作品にはあまり居ないキャラが多い。というかキャラクター造形、ストーリーの作りがあまり女子向け色が強くない。

 自分は女性ですが、従来の女性向け作品の雰囲気が苦手で今までアイドルゲームなどは敬遠して来た身だったので、女性向け要素のあまり強くないSideMが非常に肌に合いました。サイスタではアイドルからLINE(作中での名前はLink)が送られて来たり電話がかかってきたり、ホーム画面で2Dアニメーションで動くアイドルと会話をするなどのコミュニケーションが楽しめますが、自然体で温かみのある雰囲気がとても心地よいです。変な甘さや萌え要素が無いので、乙女ゲー的な雰囲気が苦手な女性や、男性にも受け入れやすいのではないかなと思います。

 それは裏を返せば、従来のアイドルゲーム、女性向け作品を愛する方々にとっては魅力を感じにくい作りとも言えますが、他所の女性向けコンテンツにはあまり居ないキャラ、世界観に新鮮味を感じてもらえるのではないかなと思います。

 

●ストーリー

 ストーリーはよく「トンチキ」といった言葉で揶揄される、ツッコミどころの多いもので、例えるのなら、従来の女性向けコンテンツが少女漫画だとすれば、SideMはコロコロコミック、というような雰囲気を持っています。それ故に、『中身がない』『薄い』などと言われることも多いです。

 ただそれは大まかなストーリーの表層的な部分の話で、個人エピソードやユニットごとの深堀りエピソード、メインストーリーの端々に見えるキャラクターのパーソナルな情報を断片的に拾い集めこちら側でキャラクター像を作り上げていく過程の中で、キャラクターの深みを感じる場面は大いにあります。

 なんせ始まって半年と少しのゲームなので実装されているストーリーは確かにまだまだ少ないですが、(先にモバゲー版で7年分のストックを得ている先輩Pさんなら尚のこと物足りないと思われても仕方ありませんが)ストーリーで得た情報をストーリー以外のコミュニケーションで得た情報と結びつけるなどすれば、新米P的にはキャラクターの解像度を自分で上げていくこと(そしてそれを楽しむこと)が十分できると思いました。むしろ、単純にストーリーとしてキャラクターの情報を与えられない分、こちらにある程度の考察の余地が生まれ、それがアイドル達の存在の現実感を強めているように感じます。

 断片的に与えられる情報から自分でアイドルの人物像を練る、という事を楽しめる人には非常に味わい深いコンテンツなのではないでしょうか。

個人的感想のまとめとしては、

・マイペースにのんびりゲームがしたい人向け

・他のゲームとの併行がしやすい

・普段はアイドルゲームなどをしない人にこそおすすめ

といったところです。

サイスタをもっとアイドルゲームに馴染みのない層にやってもらいたいです。多分サイスタはそういう人たちの方が合う…。